杭瀬本町の商店街に位置するサラダ専門店「amaサラダ」。自分好みにカスタマイズができるサラダや、野菜が丸ごと入ったコールドプレスジュースなど、店内に並ぶのは栄養満点で魅力的な商品ばかり。しかし実は、同店代表の石黒 裕介さんはサラダが苦手なのだとか。自身の経験から「サラダ嫌いでも食べられるサラダ」を追究する石黒さんにお話を伺いました。
杭瀬商店街の活気が開業の後押しに
AMAGASAKIクリエイティブサラダ、通称「amaサラダ」の代表を務める石黒さんは、20年に渡ってレストランで料理人として働いてきました。自分のお店を始めようと決意した当初は、サラダを販売しようとは思っていなかったそうです。
「最初は鉄板焼き屋をやろうと思っていたんです。ただ、いきなり自分でお店を構えることはリスキーな選択肢であることも理解していました。そんな折、ニューヨークでカスタムサラダが話題になっていることを知り、『これなら小規模から始められる』と販売を決めました。」
カスタムサラダ販売の評判に大きな可能性を感じた石黒さんは、店舗を構える場所を杭瀬に決定。建物が開業に適していたことに加え、商店街の活気が決め手だったといいます。
「杭瀬に商店街があることは知っていましたが、人の往来も活気も予想以上で驚きました。杭瀬でなら私の新たな挑戦もうまくいきそうな気がしたんです。」
その後杭瀬内で店舗の移転を行い、現在に至ります。
「サラダが苦手」な人でも食べられるサラダを
「amaサラダ」は、杭瀬にある本店のほか大丸京都店にも出店しており、ガラスケースに色とりどりのコールドプレスジュースが並びます。両店舗で提供されるサラダの野菜はスチーム調理が行われており、甘みが最大限引き出されています。
「サラダが苦手だった私だからこそ、自信を持ってお客様にお出しできる」と石黒さんは言います。
「もともとサラダを食べるのは苦手でした。ただ、スチーム調理を施したものなら美味しく食べられたんです。これなら野菜が苦手なお子さんでも美味しく食べられると感じました。」
スチーム調理に衝撃を受けた石黒さん。コールドプレスジュースについても、たまたま友人に勧められたものを口にして衝撃を受けたことをきっかけに、商品開発をすることにしたそうです。
「『ニューヨークで流行っているらしい』と友人からもらったコールドプレスジュースを飲んでみたんです。野菜が苦手なので、野菜ジュースにも苦手意識があったのですが、野菜の風味も残しつつあっさりした味付けでとても美味しかったのを覚えています。素材が持つ水分だけで作るので、酵素を逃さず栄養も満点だということを知って、さらに好きになりました。」
そんな石黒さんに、コールドプレスジュースの販売や評判についてお聞きしました。
「当時は開業から一年ほど経ったタイミングで、メニューとしてサラダ以外の商品を扱う必要性を感じていました。野菜を濃縮して使用する分お値段は少々高めになるものの、金額以上の価値があると確信していたため、すぐに販売を開始することにしました。実際に販売を始めると、想像以上の反響がありました。最近はリピーターの方も多く、遠方から足を運んでくださる方もいらっしゃいます。」
amaサラダの「#ヤバい杭瀬」ポイント
最後に、「amaサラダ」の「#ヤバい杭瀬」ポイントを伺いました。
「2023年の1月から店先に『自動販売機』を設置し、たくさんの方にご利用いただいています。当店は売り切れ次第営業時間を終えているので、昼間ここに寄ることのできない方に向けて設置を決めました。朝には売り切れになっていることも多く、フードロス削減という観点でも意味があったと思っています。」
「会社帰りや今日の食卓に一品加えたい時など、自動販売機をご利用いただくシーンはさまざまだと思います。いずれの場合も、当店の商品がお客様の健康につながれば嬉しいですね。」
サラダが苦手な代表が作る「本当に美味しいと思えるサラダ」が、今日も杭瀬の人々の健康を守っています。
店舗名 | amaサラダ |
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ジャンル | オーガニック、惣菜・デリ、ジューススタンド |
営業時間 | 10時〜17時(商品無くなり次第終了) |
定休日 | 木曜・日曜 |
店舗住所 | 日本、〒660-0814 兵庫県尼崎市杭瀬本町2丁目16−17 |
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