尼崎市・杭瀬の「#ヤバい」魅力を伝えるウェブサイト

喫茶コンドウ

日々少しずつ変わる杭瀬の街並みの中でも、昔ながらの喫茶店の雰囲気を味わせてくれる「喫茶コンドウ」。杭瀬栄町EAST商店街に位置する同店は、杭瀬を愛する常連のお客さんで賑わっています。来店した方が楽しめるようにと「月替わりメニュー」を開発した、店主の近藤さんが持つ「#ヤバい」こだわりについてお話を伺いました。

青春時代を過ごした喫茶店を今度は自分の手で

杭瀬栄町EAST商店街という名前がつけられてまだ間もなかった頃、商店街内で自分のお店を持とうと考えていた近藤さん。喫茶店を営業するに至った経緯についてお聞きしました。

「このお店が実家だったので、私が学生だった頃から杭瀬には非常に深い親しみがありました。当時は杭瀬商店街内や周辺にも喫茶店が数多くありましたが、時を経るごとにその数は減ってしまっています。だからこそ、実家の喫茶店を受け継ぐ形で後世にこうしたお店を残そうと考えたんです。」

実家が喫茶店を営んでいたこともあり、学生時代には放課後に喫茶店で過ごす時間も多かったと話す近藤さん。杭瀬の過去から現在に至るまでの歩みを知っているからこそ、ここ最近の杭瀬の盛り上がりには目を見張るものがあると言います。

「商店街、市場の両方に活気が溢れてきていることを肌で感じています。一時期は閉店する店舗が相次ぎ杭瀬全体が暗いムードに覆われていましたが、今では新しいお店もオープンするようになってきました。今では杭瀬全体が明るい雰囲気になりましたね。」

子どもたちに愛される「あげもん屋コンマス」

メニューには喫茶店らしい洋食から、朝ごはんやランチとして人気の定食まで並びます。

満足感いっぱいの食事を目当てにやってくるお客さんは、周辺地域に住む方が多いそう。

「お客さんのほとんどは杭瀬の方ですね。朝同じ時間帯に来て、ご飯を食べながら新聞を読まれたり、ご友人とおしゃべりしたりと喫茶店ならではのお客さんが多い印象です。」

常連客が足繁く通う「喫茶コンドウ」を営む近藤さんは、同店に隣接している揚げ物屋さん「あげもん屋コンマス」のオーナーでもあります。近藤さんの奥様が切り盛りする「あげもん屋コンマス」の客層は、喫茶店とは大きく異なるそうです。

「ご高齢の方が多い『喫茶コンドウ』とは反対に、子どもたちの割合が高いですね。当店ではポテトや唐揚げといった、お子さんが大好きなメニューを取り扱っています。お小遣いを握りしめて通ってくれる子どもたちのために、価格もギリギリまで抑えています(笑)。」

喫茶コンドウの「#ヤバい杭瀬」ポイント

最後に、「喫茶コンドウ」の「#ヤバい杭瀬」ポイントを伺いました。

「当店では毎月『月替わりのメニュー』をご用意しています。毎月通ってくださる方にもお食事を楽しんでもらうためのこだわりですね。」

そういって近藤さんが出してくれたのは、お手製の「月替わりメニュー」。「今月のイーストランチ」と題されたポスターには、ハンバーグやエビフライなど昔ながらの喫茶店を感じるメニューの写真が載っています。

こうしたメニューを用意しているのも、すべてお客さんのためだそう。

「昔は当店のある位置の100メートル圏内に、5件ほど喫茶店がありました。年月とともにだいぶ喫茶店の数も減ったものの、当店には今でも多くの方が通ってくださっています。毎日子どもやご高齢の方とコミュニケーションを取ることができているのは幸せですね(笑)。」

朗らかに笑う近藤さんのお店からは、時代が変わっても変わらないどこか懐かしい雰囲気が漂います。

店舗名喫茶コンドウ
ジャンル喫茶店
営業時間8時30分〜15時(オーダーストップ14時)
定休日月曜
店舗住所日本、兵庫県尼崎市杭瀬本町2丁目18−2
電話番号06-6488-4321

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