杭瀬中市場には、毎日美味しそうなお菓子が店頭に並ぶおしゃれなカフェがあります。2022年3月にオープンした「Yotsuba」は、フィナンシェやケーキといった洋菓子のほか、うどん、そば、いか玉焼きなどのランチメニューも充実。お店の内外装・装飾品については、驚くことにすべてご自身で手がけられたのだそうです。「#ヤバい」お店づくりについて、オーナーの樋上 琴恵さんにお話を伺いました。
洋菓子がお店でもマルシェでも大きな話題に
カフェ「Yotsuba 2号店」がオープンしたのは、2022年3月のこと。オーナーの樋上さんは、もともと中市場近くで「ちょい呑み よつ葉」を営んできました。同じ飲食店でも全く毛色の異なるカフェの開業には、ご家族の存在があったといいます。
「パティシエとして神戸で働いていた息子が杭瀬に戻ってきたんです。せっかくなのでクリスマスの時期に「ちょい呑み よつ葉」でクリスマスケーキの注文を募ってみたら、思った以上にお客さんからの反響が大きくて(笑)。」
嬉しい誤算から始まった洋菓子販売。その後、杭瀬ドリームマルシェにも出店し、動物をかたどったフィナンシェを販売してみることに。するとかわいい見た目も相まってこちらも大盛況。「ちょい呑み よつ葉」と営業時間をずらす形で、新規店舗をオープンすることに決めました。
「杭瀬市場の方々に力を貸してもらって、中市場内でお店を始めようと決意しました。そして息子の作る洋菓子を楽しんでもらうために、カフェを作ろうと思ったんです。」
誰もが楽しめるお店に
杭瀬中市場で唯一のカフェ「Yotsuba」の店頭には、動物を模したフィナンシェや、ケーキが並びます。
「自分のお店の商品ですけど、動物のフィナンシェってかわいいですよね(笑)。ケーキも甘すぎず食べやすいので、お子さんからご高齢の方にまでおすすめできます。」
またお菓子のみならず、内装やお店の雰囲気作りにも気を配っているそう。
「もともと市場内には、座ってゆっくりできるお店が少なかったんです。だからこそ、このお店は誰でも気軽に立ち寄れて、楽しくお話できるようにしたいと思っています。」
メニューは季節によって変わります。時期によっては姫路名物の駅そばをはじめとした限定のお食事を楽しめることも。
また、焼き菓子はプレゼント用に箱入りでオーダーすることもできます。普通のカフェにはない商品を取り扱うのは、「自分自身が楽しく」というモットーがあるためだといいます。
「お客さんに楽しいと思ってもらえるお店を作りたければ、まず自分が楽しまなくちゃいけないですよね。だから、私自身が『面白い!』『楽しい!』と思ったことには、積極的に取り組んでいます。
たとえば、当店には市場や商店街のものを自由に持ち込んでもOKです。お客さんの中には杭瀬中市場の宮島庵さんの厚揚げを『焼いて!』って持ってくる方もいます(笑)。これも私の楽しく杭瀬を盛り上げたいという思いから始めたことです。」
Yotsubaの「#ヤバい杭瀬」ポイント
最後に、「Yotsuba」の「#ヤバい杭瀬」ポイントを伺いました。
「商品を『全て手作り』しているということです。GASAKIBASEの足立さんにご協力いただいて、お店全体をDIYしながら作りました。特に装飾品のミニ食品サンプルは私の力作で、今でもハンドメイド商品としてWINWIN SHOPさんにも置いています。」
たしかに、店内には小さなストラップや傘の目印など、樋上さんのセンスが光る商品がずらりと並んでいます。
「0から自分たちで作り上げたからこそ出せる味わいやこだわりが、このお店には詰まっています。普通のカフェでは見られないようなメニューや持ち込みOKルールもそうですし、最近は歌手の方が市場内でライブ開催するのを手伝ったりもしました(笑)。みんなが楽しくて杭瀬が盛り上がるのが一番だと思っています。」
美味しいお菓子と樋上さんの優しい笑顔。市場内外からたくさんの人たちが集うのが納得できました。
店舗名 | Yotsuba |
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ジャンル | スイーツ |
営業時間 | 10時〜17時 |
定休日 | 木曜日 |
店舗住所 | 日本、兵庫県尼崎市杭瀬本町1−19−1 |
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